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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

TPP参加判断延期

【今日の気になったニュース】

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)
TPP、迫る“時間切れ” 進む交渉、日本の主張反映困難に

日本の製造業にとってTPPへの参加は、韓国企業などライバルたちと世界市場で同等に戦うための必要条件。
「製造業を後押しするTPPは震災後の復興にも追い風になる」(経産省幹部)との指摘もあるが、参加判断の遅れでTPP参加へのハードルは高まりつつある。

引用ここまで

>韓国企業などライバル
って、サムスンなどの家電製品の事でしょうね。

ちなみに電気機器への関税率ですが、日本は0.2%、アメリカは1.7%(JETRO 「環太平洋戦略経済連携協定(TPP)の概要」より)

韓国に負けている家電のTPPにより撤廃される関税率は0.2%ですよ。

>韓国企業などライバルたちと世界市場で同等に戦うための必要条件

これって、0.2%撤廃すれば勝てるとでも・・・
そもそも韓国企業に負けてる原因は為替レートの大幅変動でしょう。
ポイントとなるのは2008年度のリーマンショック前後ですかね。
直前直後は避けて2008年の7月と11月あたりで見ますと

2008年7月の円と韓国ウォン、1韓国ウォン=0.11円
つまり1円=9ウォン
2008年11月の円と韓国ウォンは、1韓国ウォン=0.064円
つまり1円=15.6ウォン
(参考までに2011年4月1韓国ウォン=0.08円、1円=12.5ウォン)

円はウォンに対して短期間で1.73倍になってます。
日本製1万円の家電が韓国製だと5780円で買える感じになりますよ。
これが負ける原因です。
要は「円高」が主要因な訳です。
以前の記事にも書きましたが「円高」を容認している政府と日銀が居る以上、負け続けます。
通貨の価値が強すぎる。

なので、何が言いたいかと言うとだ、「TPP参加しないと世界市場で負ける」ってのは、どうも胡散臭いこじつけ
TPP参加で得られる効果なんて微々たるもの、円安誘導の方が効果あるって事ですよ。

TPPの効果に関する内閣府試算を担当した川崎研一氏が、以下のように語っている。
「私が算出した政府試算は、関税撤廃等の自由化を10年やった場合の累積だ。
TPP参加、不参加で3兆~4兆円差がつくとみているが、1年で3000億~4000億程度、GDPなら0.1%相当にしかならない
って話だよ。

以前は兼業農家と農業をダシに使い、カロリーベースなどのような世界標準ではない数値なんぞ使ってでも参加させようとする。
今度は韓国を引き合いに出して、家電ですかって。

相対的に数字で物事を判断して語って欲しいものです。

「平成の開国」なんてイメージで語られてもね~。
でもステキな響きですよね~。(嘘)

じゃあ逆にこっから、イメージで語ってみましょう。
関税撤廃よりもTPP参加による医療サービス、法務サービスの自由化の方が議論されるべきですよ。

日本の公的な医療保険を否定し、民間による営利主義の医療サービスを拡散する。
(当然、高額な保険料で、支払う保証を小さくするでしょうね。企業なんだから)

日本の法務サービスも「示談」「歩み寄り」「譲歩」による解決なんて無視されて、高額賠償請求される。
(訴訟ネタを探し、訴訟を起こす人を巧みにそそのかして訴訟に持ち込んで高額賠償金の一部を利益として受け取る法務サービス)

アメリカの家電メーカーがほぼ存在しなくなったのは、この訴訟社会による賠償額が圧迫したのも原因のひとつらしい。
外食産業もウカウカしてられないよ。
熱いコーヒーで火傷した賠償金が億単位なんだから。
だからアメリカは金融業界だけが元気な訳だ!
自動車も家電も衰退したでしょう。
ほぼ完結型の製造産業は存在しなくなったでしょう?
トヨタもいろいろあったじゃない。近年のリコール問題、過去の貿易摩擦とね。
アメリカに工場進出してアメリカの雇用を助ける事で対処したじゃない。
なので日本車と言ってもアメリカで生産なのでTPPの関税は無関係ですね。
おまけにアメリカの金融サービスも雪崩れ込む。
言わずと知れたサブプライムローン問題の根源ですよ。

そもそもTPP参加表明国の経済規模内訳って9割がアメリカと日本で占められます。
(アメリカ60%、日本30%、その他10%)
ほぼ日本とアメリカの二カ国協定みたいなもんです。
だったらFTA、EPAでいいじゃん。
2ヶ国間で詳細を決めれるんだもん。
突然のアメリカのTPP参加表明の主たる目的は経済規模見ればわかる通り「対日輸出ですよ。

高失業率、財政赤字の国が突然、輸出倍増計画(5年で今の倍にすると言った)を発表した事からも明確でしょう。
アメリカの農産物(アメリカで余った農産物ね)の大量輸入する事で食料調達のアメリカ依存が高くなる。
今回の震災で工業部品のサプライチェーンに影響を及ぼし、海外企業の製造にインパクトを与えたように、アメリカが天災で農産物が減ると、自国に回すから、日本は餓死します。(極端ですが)
作付け面積に相当の開きがあるんだから日本の農業が勝てる訳ありません。
そこで、農家の個別補償に税金を回すんでしょう。
骨折のランナーに元気が外国人ランナーとフルマラソンしろってのがTPP(笑)
なんのメリットがあってTPPなのか?
ハイリスク、ローリターンの何者でもない。

がんばろう日本
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by thkflyfisher | 2011-05-18 22:32 | 時事ネタ | Comments(0)