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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

イタリア国債金利情報に伴うユーロ圏ドミノと世界経済

昨日の記事にも書きましたが、やっぱりユーロ圏ドミノのようです。

【今日の気になった記事】
昨日、S&Pがイタリアの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた結果、イタリア国債の金利が上昇しました。
 それを受け、ギリシャとアイルランドの国債金利までもが上昇してしまいます。
ギリシャ国債の10年物の利回りは、何と17.03%!アイルランド国債は10.86%。
イタリア国債は4.81%。
スペイン国債5.51%。

ねっ!だってさ!!
やっぱりユーロ圏財政ドミノでしょ。

参考までに2011.03の日本の10年物国債利回り1.3%
日本は今年2月に国債格付けが格下げされ、ついこの前も格下げされましたが、金利は上がらず。

話を戻して

 問題は、国債金利が高いこと(これも問題ですが)そのものではありません。特に、ギリシャ国債が顕著なのですが、「金利の急騰が止まらない」ことが問題なのです。しかも、昨日の急騰については、少なくとも原因はギリシャではなく、イタリアです(というか、S&Pです)。
格付け会社の評価だけで高騰するんですよ。
対外債務国の場合はね。

はたまた日本は、国債の95%超が国内で消化され、かつ100%日本円建てであるため、世界でほとんど唯一、格付け機関を無視できる国であり、政府の財政について「完全に独自に」考えることができる国こそが、日本なんです。
だから国債格付けが格下げされても、影響は一時的でほとんど問題なし。
アメリカは国際基軸通貨の優位性はあるにせよ、対外債務国な訳ですよ。


日本の場合、問題なのは、財政について独自に考えることができる恵まれた環境下にありながら、おかしな政策(増税、緊縮財政など)ばかりを思いつく政治家が政権の座に就いていることです。

 全然笑えませんが、「宝の持ち腐れ」とは、まさにこのことだと思います。

とも書いてあった。

いやいや最近の世界経済は面白いっすよ。(個人的に)

・共通通貨のユーロ圏
・万年財政赤字のアメリカ
・インフレとバブルの中国
・経済成長と裏腹に恵まれない韓国

いろんな状況(国内事情)やパターンがあって世界経済は面白い。
世界経済の基本は、どっかに黒字国があれば、どっかに赤字国が出来上がるって事です。
だから赤字だと国家破綻する訳じゃない。
ここが企業や個人と違うとこ!

簡単に各国の事情を書くと以下のようになるかな。
◆ユーロ圏は、もういいよね。
共通通貨の財政ドミノでギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリアです。

◆財政赤字のアメリカ
2008年リーマンショック以前の世界同時好景気はアメリカの赤字に頼ってただけ。
アメリカの住宅消費が牽引しましたね。
政府が、そう仕向けて景気を上げようとしたのだから、ある意味、成功しました。
ま~サブプライムローン問題でヤバそうな債権をまとめて金融商品化して海外に借金を輸出してしまった。
そのツケがご存知リーマンショックです。
お陰で世界同時不況を引き起こしました。

◆インフレとバブルの中国
WTO加盟から輸出に注力して景気を牽引してきました。
でもリーマンショック後、政府が市場に大量資金投下して自国経済を支えました。
確かに、世界で、いち早くリーマンショックから立ち上がり、かつ右肩上がりの経済成長を遂げました。
独裁政権のなせる業です。
強制的な融資と企業支出増加、これで不動産バブル、物価上昇によるインフレが加速しました。
確かに3~4%のインフレ率なら景気が良く、消費意欲も向上したでしょう。
しかし、政府は物価上昇を抑えられず、市場に溢れた使い切れない資金が、誰も住まない不動産や投機に回ってしまった。
インフレ抑止しようと金融引き締めればバブルが崩壊し、バブル崩壊抑止しようとすればインフレ加速です。

◆経済成長と裏腹に恵まれない韓国
10年ほど前にアジア通貨危機により、IMFにお世話になった国です。
その後、アメリカ方式の企業育成に国をあげて取り組みましたね。(法人税減税とか規制緩和とか)
その結果、どうでしょう。
見事にサムスン、ヒュンダイと大きく成長しました。
でもね、例えばサムスンですが、アメリカ式ガリバー企業になって海外の株主や経営陣への多大な報酬を支払う事になりました。(アメリカ式ですから)
利益の60%は、こうした報酬に当てられます。
じゃあ、これを賄うためにどうする?
低賃金の維持、市場独占による高額商品を国民に売る事で利益の最大化を図りますね。
日本のように家電メーカー同士の競争が無い社会ですので、サムスンの言うがままの価格で買うしかない。国民も恵まれませんね。
(その点、日本は新技術と価格の競争社会で高機能品を低価格で買えるため恵まれていますね)
ソウル市内も、ちょっと脇道に入れば貧民街状態です。
ここでも収入格差社会です。(日本なんて太刀打ちできない格差ですよ)
ちなみに韓国は貿易黒字なのに対日赤字国です。
要は肝心な部品とか資材は日本から輸入して製造販売なので対日赤字、反対に日本は韓国に対して貿易黒字、当然ですね、誰かの負債は、誰かの資産と同じこと。
世界一の貿易依存国家ですからね。

だいたい、こんな感じかな!
アメリカが景気回復、雇用回復目指して量的金融緩和政策を取り、ドルを垂れ流すと新興国に資金が流れる。
特に中国なんか、たまったもんじゃないでしょう。
一生懸命に政府が準備率引き上げなどで吸い上げて通貨維持しているじゃない。
だから昨年、日本を抜いて外貨準備高が世界一になったね。(字のごとく外貨なので国内経済に効果ないので、ありすぎてもいいものじゃない。レート次第で一気に損失を生みます)
とまあ、世界は繋がっているって事ですね。
にしても日本のリーマンショック後に見る対応はダメですね。
外務省のサイト見ると日本だけ取り残されてます。
主要国で唯一、マネタリーベースを増やしていない国です。
円高になるはずです。
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by thkflyfisher | 2011-05-24 22:49 | 時事ネタ | Comments(0)