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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

とうとう英米から突き放された欧州

下記の2つの記事から

●「もう米国民は関わらない」迷走欧州に米報道官 IMF資金供出も否定
【ワシントン=柿内公輔】カーニー米大統領報道官は9日、欧州連合(EU)がまとめた危機対策は不十分との見方を示すとともに、国際通貨基金(IMF)への資金拠出にも応じないと明言した。

 EUが財政規律強化へ新協定を打ち出したことに、カーニー氏は「進展の兆しはある」としながらも「一層の取り組みが必要なのは明白だ」と強調。EU新基本条約制定やユーロ共同債で合意できなかったことに不満を隠さなかった。

EUがIMFへ最大2千億ユーロの融資を決めたことにも、ブルッキングス研究所のダグラス・エリオット研究員は「市場を納得させるには不十分」とみる。カーニー氏も「米国の納税者がこれ以上関わる必要はない」として、米国はIMFに拠出しないと指摘。「欧州が解決すべき問題だ」と突き放した。

●EU財政合意「幸運を祈る」、蚊帳の外の英首相-スウェーデン追随か
12月9日(ブルームバーグ):キャメロン英首相は、ユーロを救済するために主権を犠牲にすることを拒否し、財政規律を強化する欧州諸国の合意に参加しない道を選んだと語った。
英国のほか、場合によってはハンガリーとスウェーデン、チェコが新たな財政規律の枠組みの外にとどまる見通しだ。
首相はブリュッセルでのEU首脳会議の夜を徹した協議の終了後、記者団に対し、「提案内容は英国にとって良いものではなかった。彼らだけでしたいようにやらせる方がよい。幸運を祈っている」と突き放した。

(記事ここまで)
要は、アメリカもイギリスも、可能性としてハンガリー、スウェーデン、チェコもですが、ユーロ圏を突き放した訳ですね。
もう、いい加減、自分達の事は自分達でどうにかしろと。
ユーロ圏同士で意見が合致しないのに救済の為に資金を提供するのも限界だと言いたい訳よ。
イギリスの国益に合致しないからイギリスはユーロへ加盟していません。
と言うか、加盟できない財政状況なのだから当然ですがね。
でも、今となっては加盟しなくて正解でした。
理由は、新基本条約が含む「財政規律の違反国に対する自動的制裁発動」などが、英国の主権を侵害するものであると判断したためみたいね。
そりゃそうだ、日本やアメリカやイギリスのような国(自国通貨建て国債発行国)は財政規律違反になるのは当たり前だもの。それに対して自動的制裁発動なんて議論の余地ないでしょう。
ユーロ圏はドイツの一人勝ちですから。

ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリア、アイルランドのPIIGS諸国は、これからも延々と、「経常収支赤字」「対外純負債」を継続するハメになるのです。

こうなると手段は2つしか見当たらない。
1.財政が危機的状況の国は昔の自国通貨に戻す。
2.ユーロ圏の共同債発行し、ECB(日本で言えば中央銀行である日銀)が直接買い取る事で金利上昇を抑止する。

ま~1はいいとして。2ですが、財政状況が良いドイツが国民の血税を注ぎ込んで、財政赤字を増やし、かつ、ユーロの価値の下落を容認する事になってしまいます。
でもECB総裁は「税金を各国に再分配する任務は明らかに金融政策の中にはない。国家の債務が中銀を通じて資金手当てされることは引き続き条約で禁止されている」と、ECBの国債買取増大を明確に否定してしまっている訳ですし、ドイツもそこまでやるとは思えませんから「1.旧自国通貨に戻す」が妥当な訳でしょう。
だって各国毎に主権と国益が存在するのだから自国で調整できる自国通貨にするのがベターでさ~ね。
でも、今のところユーロ諸国は2.を推し進めているのですから、欧州危機の状態が継続される。
これで、モロに煽りを受ける中国、韓国は日本以上に危険な状況を覚悟しないといけません。
日本も他人事ではないでしょうが・・・。
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by thkflyfisher | 2011-12-13 00:33 | 時事ネタ