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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

日銀総裁と日銀法改正

●白川日銀総裁、金融緩和を推進と発言 支店長会議で
日銀は12日、東京都内の本店で支店長会議を開いた。白川方明総裁はあいさつで、「日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰することがきわめて重要な課題だ」と話し、デフレ脱却には、成長力強化と金融面からの後押しの双方が不可欠との認識を示した。「強力に金融緩和を推進していくとともに、成長基盤強化を支援するための資金供給を通じて、民間金融機関の取り組みを支援していく」と語った。

●政府・日銀一体となりデフレ脱却の出口見える1年に=安住財務相
[東京 11日 ロイター] 安住淳財務相は11日、ロイターなどのインタビューに応じ、月内の追加緩和観測が強まっている金融政策に関連して、日銀のデフレ脱却に向けた強い意志を指摘し、適時適切に対応してくれると思うと追加緩和に期待を示した。
日銀法改正や政府・日銀間の政策協定(アコード)の是非については、現行法で十分意思疎通は可能とし、性急な日銀法改正論に慎重な見方を示した。
──与党内には、政府・日銀間の協定(アコード)を求める声もある。
「現状のなかで、日銀とは十分なコミュニケーションをとり対応していくことを基本としたほうが良い。法改正などいろいろな動きが出ているが、日銀の独立性もある。日銀も野田佳彦首相始め、財政当局と緊密な連絡を取り合っている。政治の側から動きがあるのは認識しているが、現行法のなかで十分対応できる」
「国会にはいろいろな意見がある。国会での意思も踏まえて、日銀は2月14日に思い切った金融緩和措置をとった。方向性や認識において日銀総裁の意見は、われわれと大きくかい離したものではない。適時適切に対応してくれると思っている」
「あえて法律改正したり日銀を縛ることをしなくても、十分意志疎通は出来る」

(記事ここまで)
1つめの記事の「物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰することがきわめて重要な課題だ」は正しい。
日銀は経済成長が重要と言う。
2つめの安住財務相の発言を聞くと、日銀法の改正はやりたくないのでしょう。
日銀総裁とも、との点で合意していると見える。
日銀は改正して欲しくないんだろうね。
だって、インタゲ政策方向に動き出して、達成できていないと判断されれば、国会での説明責任やら総裁交代もありになってしまう。
日銀総裁も焦ってきている証拠が1つめの記事だと思う訳ですよ。
「通貨の信任」だとか「緩和しても好転しない」と散々発言してきたのに「物価目標1%」と発言したバレンタインデーの日以降、円安・株価上昇の好材料をもたらした。
この動きは何を意味しているのか考えてるのかな。
そもそも日銀総裁の任命権は国会にあるが、罷免権はどこにも存在しない。
任期満了しか無い訳ですよ。
日銀の独立性を守るとは、いかなる事でしょうか。
完全に独立させてしまった1997年(開始は98年)以降、デフレ経済は一度もプラス化していない。
この間、日銀は何をやってきたんだ。
これではダメでしょうね。
故に、日銀法改正して目標は国会で決めて、実現する手法は日銀が独自に実施すれば独立性は保たれると思うんだがな 。
長期に渡り成果が見られないかったら日銀総裁の国会での説明責任とダメなら罷免する権限くらいなければいけない。だって日銀総裁は国民が選挙で選んでいる訳じゃないんだから。
議員は選挙で落選と言う責任を取らされるが、日銀総裁は何もやらなくても責任に問われない。
これが民主主義国家のやることですか。
先進諸国の中で日本くらいでしょう、このような法律の下で金融経済政策のポストを甘やかしているのは。
物価や金利を安定させなくても責任無いんだもん。
これじゃ総裁個人の主義主張だけで政策を左右することができます。
うまくいかない場合の言い訳が「通貨の信任」だとか「緩和しても好転しない」となってしまう。
日銀を縛るんじゃないでしょ、世界標準にするだけで、行動に責任を持ちましょうって言っているだけでしょ。
それが何で「あえて法律改正したり日銀を縛ることをしなくても、十分意志疎通は出来る」なんだ。
あれで意思疎通ができているんなら、政府の意思が悪いってことになるじゃん。

だから目標設定と実現手法に対して「政府・日銀間の協定(アコード)」を求められるんでしょう。
それを否定する安住財務相には「異議あり」と言いたい。
自民党時代は大規模な緩和もやった、金利政策もやった。
今の日銀は継続してきた政策の打ち切りや、極小規模な緩和程度しかやらない。
このご時勢に小規模では焼け石に水です。
単に負債を積み重ねただけで効果なし。

オマケですが、消費税5%に引き上げられた97年(デフレ経済突入初期)以降の日銀総裁3名についてです。
1.物価動向
下落幅がゼロとなった時期が速水・福井総裁の就任時には存在する。
現在の白川日銀総裁時期の物価は下落が進んでいる。
2.株価の上昇率と下落率
株価の上昇率が高く下落率が低い(結果的に良い傾向)のは福井総裁
株価の下落率がもっとも大きく、株価の上昇率がもっとも低い(結果的に悪い傾向)のは白川総裁
3.失業率
速水・白川総裁は失業率の悪化が進んだが、福井総裁の在任時には失業率は改善している
4.総評
物価の下落度合いの改善、失業率の回復、株価の伸びという視点からは、福井総裁時の経済パフォーマンスがもっとも良く、悪いのが白川総裁ということになります。

これらの結果は金融政策の差でしょうね。
白川総裁の経済パフォーマンスが悪いのは、量的緩和策、ゼロ金利政策のいずれも行っていない。
福井総裁は量的緩和策を実施している。
3名を比較すると、この量的緩和策を実施した福井総裁がもっとも良い結果となっている。
つまり量的緩和政策がもっとも経済パフォーマンスが良くなる事が明らかだ。

しかし、前にも書いたが、日銀総裁の金融政策の失敗が経済パフォーマンスの悪化を招こうが、現制度では罷免等のかたちで日銀総裁に責任を問うことはできない。

やっぱり日銀法改正が筋だと思うんだがな って話です。
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by thkflyfisher | 2012-04-13 17:50 | Diary | Comments(2)
Commented by 日銀総裁いいたい放題!円高にし at 2012-04-17 09:50 x
こんにちは。日銀総裁白川氏は、10日の金融政策決定会合で日銀は追加緩和を見送りました。なぜ、引き締め基調となるのか、私のブログでは、様々な経済現象をデフレ悪魔など悪魔にみたてて、分析してみました。結果として、高橋洋一氏の語るように、日銀には、「金融引き締めが価値」というDNAがあるというのと同様の結論になりました。しかし経済とは、バランスが重要ですから、いくら、金融引き締めが、日銀のDNAであるからといって、常時引き締めをやっていれば、目だった引き締めなど永遠にできないのは、当たり前のことです。どこかで、緩めて、どこかで締めるということが、胸躍る、大胆な、引き締めができるというものです。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
Commented by thkflyfisher at 2012-04-18 00:48
引き締めをしたいがための1%めどとは・・・
なるほど、それも考えられますね。