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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

国内向けと外国向けへの主張の違いに疑問符

国内向けと外国向けへの主張の違いに疑問符
●欧州は成長と財政再建の両立をめざせ  (日本経済新聞)
財政再建は金額の目標だけでなく、その中身こそ肝心である。緊縮策で景気が悪くなり、さらに税収が減るような悪循環は避けるべきだ。その一方で、構造的な財政赤字は大胆に削る必要がある。
 財政再建と経済成長は、二律背反ではない。ギリシャや他の債務国が直面する問題を、この2つの対立軸で考えるのは誤りだろう。財政の無駄を削りながら、成長する分野に投資資金が回る仕組みをつくれば、景気回復と税収増の好循環を導けるはずだ。


(記事ここまで)
あらあら、日経さん、いつもと逆の社説を記載してますね。
国内向けと欧州向けでは逆の事を主張するようです。
日本国内には緊縮策(増税、歳出削減)をすれば税収が増えて財政再建できると主張していたはずなんですがね。
欧州向けになると「緊縮策で景気が悪くなり、さらに税収が減るような悪循環は避けるべきだ」になるんですか。
ついでに「財政の無駄を削りながら、成長する分野に投資資金が回る仕組みをつくれば、景気回復と税収増の好循環を導けるはずだ」とも言う。
真っ当な主張です。
デフレ下での増税では税収は増えません。
歳出削減ではなく、ムダを削って成長分野に投資すべきと言うのも正しい。
削減だけではGDPを減らすが、投資する事で減らさずに済みます。
このような国内・国外向けで逆の主張をするのは大手新聞に限りませんけどね。
財務省も同じ。
国内向けには財政危機を煽り、破綻するだとか言います。
しかし、日本国債を引き下げた格付け会社に対して送った書簡(外国格付け会社宛意見書要旨)では、日米に代表される自国通貨建て国債で、かつ安定的に国内消化されている日本国債の破綻(デフォルト)はありえないと主張しましたよね。
しかも貿易黒字、世界最大の債権国、経常収支黒字を継続しているのに格下げとはいかなる理由なのか。とね!
日本より上位に格付けされている国債で経常収支赤字、貿易赤字が存在する事の整合性に関しても問うていましたよね。
この書簡に記載されていることは正しい内容でした。
と言う事は、財務省は知っていて破綻を煽って増税したいだけと読み取れます。
財務省のホームページで見れるはずです。(下記、抜粋参照)

このような主張をするのであれば、「日本の財政に待ったなし、だから増税だ」「政治生命を懸けて消費増税する」と主張する野田総理に対して「緊縮策で景気が悪くなり、さらに税収が減るような悪循環は避けるべきだ」と言って欲しいもんだ。

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外国格付け会社宛意見書要旨  日本財務省⇒米格付会社ムーディーズへの書簡

1.貴社による日本国債の格付けについては、当方としては日本経済の強固なファンダメンタルズを考えると既に低過ぎ、更なる格下げは根拠を欠くと考えている。貴社の格付け判定は、従来より定性的な説明が大宗である一方、客観的な基準を欠き、これは、格付けの信頼性にも関わる大きな問題と考えている。
 従って、以下の諸点に関し、貴社の考え方を具体的・定量的に明らかにされたい。
(1)日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定している
のか。
(2)格付けは財政状態のみならず、広い経済全体の文脈、特に経済のファンダメンタルズを考慮し、総合的に判断される
べきである。例えば、以下の要素をどのように評価しているのか。
・マクロ的に見れば、日本は世界最大の貯蓄超過国
・その結果、国債はほとんど国内で極めて低金利で安定的に消化されている
・日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高
(3)各国間の格付けの整合性に疑問。次のような例はどのように説明されるのか。
・一人当たりのGDPが日本の1/3でかつ大きな経常赤字国でも、日本より格付けが高い国がある。
・1976年のポンド危機とIMF借入れの僅か2年後(1978年)に発行された英国の外債や双子の赤字の持続性が疑問視
された1980年代半ばの米国債はAAA格を維持した。
・日本国債がシングルAに格下げされれば、日本より経済のファンダメンタルズではるかに格差のある新興市場国と
同格付けとなる。
 
2.以上の疑問の提示は、日本政府が改革について真剣ではないということでは全くない。政府は実際、財政構造改革をはじめとする各般の構造改革を真摯に遂行している。同時に、格付けについて、市場はより客観性・透明性の高い方法論や基準を必要としている。

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by thkflyfisher | 2012-05-22 19:18 | 時事ネタ