ブログトップ

180°陽あたり良好っ♪

thkflyfish.exblog.jp

基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

野田総理が「世界経済のブレーキ」と「G8の鼻つまみ者」

●野田総理が「世界経済のブレーキ」と「G8の鼻つまみ者」

●野田総理が世界経済のブレーキ?
BBCが伝える所では、オバマ大統領がG8宣言として、「欧州諸国は、雇用の創造と経済成長に注力すべき」と発言したとの事である。
流石と言うか、何と言うか、正に時宜を得た宣言内容である。
先週のアゴラ記事、我々は世界同時不況の入り口に立っているのか?で説明した通り、マーケットデーターを読む限り、世界経済は世界同時不況の崖っぷちに立っているとしか思えない。 今回の宣言に依り、債務問題に苦しむ欧州に留まらず、世界金融市場が「明るさ」を取り戻す事になるであろう。
但し、日本市場を除いてである。
注目すべきは、従来、「緊縮財政」一本槍のドイツや、同様、「緊縮」に大きく傾いていたイギリスが同調している事である。事前に何らかの調整が行われたに違いない。
さて、一人蚊帳の外に放置されていると思われるのは、我らが野田総理である。
野田佳彦首相は19日午前(日本時間同日夜)、G8サミットの世界経済をめぐる協議の中で、社会保障の安定財源確保と財政健全化のため「消費増税法案を(今国会で)成立させたい」と述べた。日本政府が消費増税と社会保障の一体改革への努力を進めていると強調した。 各国の首脳に対し、増税法案成立に向けた強い決意を示したものだ。 首相は「財政健全化と経済成長を両立させるのは、どの国も直面している課題で、我が国も両方を追求してる」と説明。さらに、「今年度は2%を上回る成長を実現させたい」と述べた。
繰り返しとなるが、余りに場違いな発言と思う。G8サミット宣言の趣旨は「成長重視ありきで財政再建を図る」である。一方、野田総理は「先ず増税ありき。そのためには成長も必要」と受け取れる点である。これだと、G8サミットに出席しなかった方が却って良かったのではと思う。
更に看過出来ないのは、欧米の一糸乱れぬ動きに対して、事前調整も無ければ、、日本だけが、蚊帳の外に放置されてるのではと思われる、この様な客観的事実である。
最早、日本の政治が世界から相手にされなくなっているのではないか?
「雇用の創造」と「経済成長」は欧州だけの問題なのか? 決してそうではない筈である。日本でも同様喫緊課題である。問題が無いのではなく、野田総理や現政権閣僚に問題意識が無いだけの話である。
学生が就職出来ず、結果多くが自殺したり、不況が続いて失業者増える事に少しも興味がないのであろう。
仮に、欧州株式市場や、ニューヨークの株式市場が、G8宣言を好感して大きく上げる様であれば、野田総理が世界経済のブレーキと言う事になる

●「不退転の決意」で消費増税に邁進する野田政権?「成長と雇用の促進」を掲げたG8の鼻つまみ者
先日のG8は「成長と雇用の促進が必要不可欠だ」という首脳宣言を採択した。これは、世界が発した「過度な緊縮財政からの決別宣言」でもある。ここ数年間、世界は緊縮財政による景気下押し圧力を、大規模な金融緩和で和らげるという政策ミックスを続けてきた。しかし、緊縮財政下での金融緩和では、「成長と雇用の促進」は達成することが不可能なことは、その後の世界経済が証明してしまった
「成長と雇用の促進が必要不可欠だ」というG8首脳宣言は、「成長と雇用の促進」の主役を、「金融政策」から「財政政策」にシフトさせるということでもある。こうした状況下で、「不退転の決意」で消費増税に突き進む野田政権は、国際協調を乱す存在でしかない
世界は、限られた財政支出で、如何に効率的に「成長と雇用の促進」を図るかという「知恵比べ」に向かっている。こうした流れに逆らうかのように野田政権は、「知恵が不必要」な消費増税に邁進している。
野田総理は消費増税法案が今国会で成立しなかった場合の経済への影響について「財政再建をやらないというメッセージが出て長期金利が1%上がった時は、資金調達などで企業にもろに影響する」と強調した。

(記事ここまで)
2つの記事から成長と雇用の促進が必要だとG8は認識した。
それに対して、野田首相は逆の事を言う。
欧州での緊縮、増税の結果を見ようとしないのか、誰かに嘘を吹き込まれているのか。
わからない。

野田総理は「長期金利が1%上がった時は、資金調達などで企業にもろに影響する」と言う。
これ、ほぼ脅しに近い。
だから増税に賛成しろと言っている。
金利は需要で決まるものであって増税するか否かで決まるものではない。
基本的に国債金利は需要が少なければ上昇し、需要が多ければ低下する。
日本の金利は世界的にも低すぎます。
国債に対する需要が減るのは民間が融資を望む時でしょう。
銀行は融資に回して金利を得るが、融資先が無い場合は国債で運用して利回りを稼ぐしかない。
つまり金利が上昇する局面では経済が回り出したといえる。
経済を回りずらくする増税、緊縮に一生懸命なのが野田政権ですね。
だからG8でも蚊帳の外にいる。

野田総理は、言うなら「経済成長させ雇用を促進するから、原資として増税させてくれ」と国民に言うべきである。
当然、経済成長や雇用促進の具体策も発信せねばならない。
当たり前ですが、増税で国民の可処分所得を減らすが、それ以上の所得上昇をもたらす政策でなければ意味が無い。

これではじめてG8と歩調が合うってもんだ。
増税が先行しているから蚊帳の外です。
野田首相は自分が他の外国首脳と逆の事を言っている事に気が付いているのでしょうかね。

国内に目を向ければ、野党は経済成長戦略と雇用促進対策を宣言してますよ。
自民党、公明党、みんなの党、そろい踏み。
増税一本槍なのは民主党、国民新党ですね。(亀井静香氏が抜けた後の国民新党は、発言の程度が落ちたね)

自民党の国土強靭化政策ですが、高度経済成長期に作られたインフラは既に耐用年数を経過し老朽化してます。
通行止めの橋は3年前の1.5倍
通行規制も倍増
これに対して公共事業費はピーク時(97年:消費増税した年)の半分以下
世界一の自然災害国でありながら公共事業費は少なすぎます。
この辺が記事で言ってる「知恵比べ」、野田総理は「知恵が不要な増税」との違い。
[PR]
by thkflyfisher | 2012-05-24 00:20 | 時事ネタ