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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

デフレ期に増税、じゃあインフレ期にはどうするつもりか?

デフレ期とインフレ期

今、政府はデフレ期に増税しようとしている。
「増税すれば社会保障が安泰になり将来に安心感がでるので景気が回復する」などと言いながらね。
ちょっと待て。
じゃあ、デフレとインフレは逆の現象な訳だからインフレ期には減税するとでも言うのでしょうか。
過度のインフレは日本も過去に経験しているが、誰しも良い現象だと思わないはずです。
つまりインフレ期には経済を冷ます必要があり、そのために金融引き締めとか税率を引き上げるとか預金準備率を引き上げるとかする訳でしょう。
であればデフレ期に増税するのは逆なので間違いだと思うのだがね。
減税しろとは言いません。したところで内部留保になって所得として分配されないでしょう。
こんだけの不景気を経験すれば。
つまり貯蓄が一層、過剰になるのでよろしくない。
単に増税はやってはいけないと言っているだけです。
デフレなのだから需要を高める政策に重点をおくのが政策じゃないですかね。

現在のユーロ諸国が、まさに「デフレ期に増税し、政府は減収になった」結果、危機を深刻化させてます。
日本にしても、97年にデフレ期に増税し、政府は減収になったじゃないですか。
ギリシャは2006年のインフレ期に増税して、最近のデフレ期に緊縮財政と借金返済のために増税して国民への所得を減らし、かつ税金を絞り取っている結果、経済は全く改善しないじゃない。(する訳ないけど)
ギリシャの場合、このようにするしか手は無い。
ユーロ離脱って手もあるが、国民は離脱を選択しなかった。
そもそも貯蓄が過少だったのに共通通貨ユーロとは言え外国から借金したんだもん仕方が無いよね。
債務の7割が外国ではね。
日本は国内の対内債務で過剰貯蓄がある。
国債の買い手がいない(結果、高金利)ギリシャに対して融資先が無い貯蓄で国債を買いたくて仕方が無い日本って構図です。

まさにデフレを象徴するこの記事も!

『●長期国債買い入れで札割れ 日銀基金のオペで初
日銀が16日実施した長期国債の買い入れオペで、応札額が買い入れ予定額に届かない札割れとなった。買い入れ予定額の6千億円に対し、応札額は4805億円にとどまった。金融緩和のために設けた資産買い入れ基金を通じたオペで長期国債の札割れは初めて。』

これは国債の売りでの札割れじゃないよ。
買い入れの札割れですね。
つまり民間の金融機関が国債を手放したくないって事です。
だって手持ちの国債を日銀に売って資金を受け取ったところで融資先なんて無い。
現金を持っているだけでは金利も生まないので利益にならない。
投資先も無い。
やっぱり国債を買うしかないって事になるから、最初から日銀に売らないって言っているだけのこと。
いくら日銀が市場に資金を供給しようにもできない状態です。
だから増税よりも経済成長が先に議論しなければいけないと言ってます。
金融機関が融資する先、つまり民間企業の需要創出が無ければ金融緩和もダメになる。

この記事見て「札割れしたから、国債の需要が低下している。金利高騰するから破綻だ!」と言う勘違いは無しね。
政治家でもこの手の勘違いしている人も居るようです。
「逆だ逆!」

なんなら、もっと国債発行して欲しいのが金融機関の本音ではないでしょうか。
それで調達した資金を需要(簡単に言えば公共事業、復興事業など)に回せば国民経済が潤いはじめる。
そうすれば銀行に資金需要が創出されてくるでしょうね。
そうなったら国債の発行を控えて行くことと、民間が回り出すので税収が上がるでしょうから政府債務の縮小(財政再建)に取り組め。
経済規模も拡大(GDP上昇)するからGDP比の政府負債の割合も低下すると思うんだがね。
分子(負債)が縮小し、分母(GDP)が拡大すると、現在、GDP比200%以上と言われている債務比率がいっきに下がる。

余談ですが、私はよく政治経済関係の番組も見るし、新聞も読むし、書籍も読む。
もちろんネットのニュースやコラムも読みます。
その上で、感じるのですが、「反増税」の方はテレビも書籍もネットも頻繁に記事を目にするし、テレビでも主張を拝見することができます。
しかし、増税推進する人達はほとんど見ない。
たまに出演するテレビではイメージばかり主張し、危機を煽り、だから増税が必要だと訴えるシーンしか見られない。
反増税の人達は過去の分析結果の数値やらを駆使して反増税を訴えている。
かつ、この手の人たちは必ずマクロ経済視点を欠かさない。
それに対して増税推進者は財政しか語らない。
どう見ても税収が不足してるから増税だとしか読み取れない。
「デフレ下での増税は税収を減らす」って言う視点は持っていないようだ。

よくテレビに出演する「デフレ下での増税」に反対している方はこう言っている。
『マスコミに出ていて知ったことがあります。それは、「消費税増税派」の政治家や評論家がテレビに出演したがらないということです(何人からも聞きました)。特に、反対派との討論が嫌なようです。理由はおそらく「デフレ期に増税したら、政府が減収になるだろ!」と、言われると、反論できないためだと思います。何しろ、「増税したら、減収になる」のでは、何のために増税するのか分かりません。』

あと「みんなの党」の江田けんじ氏などもそうですが、票が欲しくてポジショントークしている訳ではないと思う。
現に橋本政権下で消費税を増税した経験から異を唱えている。
当時は、もちろんデフレではない。
税収も現在よりはるかに高かった。
経済成長率も上向いていた。
かつ、増税を実施する前に減税等の大掛かりな事前策も講じていた。
それらの観点から現在のデフレ下での増税に反対している。

これらの方は実績の数値データを出して分析、議論、主張してくるから説得力がある。
それに対して現政権のやり方には不満がある。

マクロ視点を欠いた現政権の考え方や手法には大反対!!
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by thkflyfisher | 2012-06-21 00:42 | 時事ネタ