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基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

選挙ですね:にわかに再燃してきたTPP

●<TPP交渉>関税撤廃の例外巡り難航 農産物で隔たり
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の第15回拡大交渉会合が12日まで、ニュージーランド北部のオークランドで行われている。今回からメキシコとカナダが新たに加わり、11カ国が協議。会合では、来年10月までに基本合意し、来年末までに妥結するスケジュールを確認する見通しだが、関税撤廃の例外を認めるかどうかでは、各国の主張が依然として対立している。
 今回は、オバマ米大統領の再選後初めての会合。米国は交渉を加速させたいところだが、各国の利害調整に時間がかかる。例えばTPPは、全品目を関税撤廃の交渉の対象とするのが原則だが、米国はオーストラリアとの自由貿易協定(FTA)で乳製品や砂糖の関税を残したことを引き合いに、両品目を関税撤廃の例外扱いとするよう要求。これに対し、乳製品の輸出国ニュージーランドのキー首相は先月、「北米に輸出する農産物の関税が撤廃されない限り、TPPに署名しない」と反発するなど、さや当てを演じている。
 新たに交渉に加わったカナダも、高関税で国内農家を保護している乳製品や鶏肉を関税撤廃の例外とするよう主張。参加国が増え、交渉も複雑さを増した。
 TPPは12年中の妥結を目指していたが、調整が難航して先送りされた。通関手続きの簡素化など貿易のルール作りで一定の進展があった模様だが、関税撤廃の例外を認めるかや、知的財産権をどこまで保護するか、輸入急増時の緊急輸入制限(セーフガード)の発動要件などで利害が対立している。このため、今回の交渉では当面のスケジュールなどを確認するにとどめ、来年3月に予定する次回会合以降、個別の交渉分野で詰めの議論を進めると見られる。
 一方、日本は、参加に必要な米国の同意を得る交渉が停滞している。米政府は日本に対し、「自動車の税制や流通慣行が非関税障壁となり、輸入車が不利な扱いを受けている」などとして対応を要請。米政府が容認しても、最終的に米議会の同意を得るには3カ月程度かかるため、日本の交渉参加は早くても来年5〜6月の次々回会合となる。
 遅れて参加すれば、TPPのルールに日本の立場を反映できなくなる心配があるため、新政権は早期の決断を迫られる。参加する場合でも、当面はコメなど農産品の関税維持を求めると見られ、関税を巡る11カ国の交渉の行方を注視している。


(記事ここまで)
日本は参加に必要なアメリカの同意を得なければ参加交渉につけない。
じゃあアメリカ目線でTPPを見たらどうでしょう。
経済規模がアメリカ55%、日本22%ですから80%が2ヶ国で占められる訳です。
アメリカ目線で見ると日本が45%を占める。
日本目線で見るとアメリカが76%を占める。
これだけでも日米間のEPAとしか見えない。
それに新たに交渉に参加したカナダと日本は2カ国間協定のFTA交渉を進めている。
すでにTPP参加国の何カ国かとFTAなりEPAは締結済み。
それに米政府は日本に対し、「自動車の税制や流通慣行が非関税障壁となり、輸入車が不利な扱いを受けている」と主張している限りは日本の参加同意は有り得ない。
つまりアメリカの思い通りにならないと厳しいのですよ。
日本の衆院選でアメリカの言う通りにしかできない政党だと某政党批判している政党があるが、その政党はTPPを推進しているって矛盾に気づいていないようです。
そもそもアメリカが言う自動車の税制や流通慣行が非関税障壁だと言う主張は、軽自動車規格を指しています。
税金は安い、価格も安い、でもアメリカで軽規格の自動は無いから輸出が無い訳です。
しかもアメリカ製の車を輸出したくても日本の軽自動車規格があって販売台数が伸びないから不満だと言っている。
そんな邪魔な規格は止めさせてから参加交渉に同意するって事ですかね。
自動車以外にも同じような事がある訳ですからね。
アメリカは自分達の思惑が叶わないとなるとルールを変更してくる。
だってそうでしょ、だったら軽自動車規格の車を作って輸出すればいいのに、そこは変えずに相手を自分達に合わせたいだけなんだから。
欧米は、だいたい同じ手法です。
F1の規格だって優れた機能を搭載したF1が勝ち続けると自分達も対抗して開発してくるのではなく、ルールを変えてくる。
あ〜、日の丸飛行隊のスキージャンプもそうでしたね。
ルール変更に潰されましたよね。

こんな状況でTPPを推進している政党が外交交渉できるでしょうか。
できるとしたら自民党以外に存在しないように思えます。
「聖域無き関税撤廃」には反対しているけどね。
日本の関税は世界先進国内で平均以下なのですがね。
コメだけは突出してますけど・・・。

アメリカとFTAを締結した韓国では「韓国政府と米国系投資ファンド・ローンスターの泥仕合」となっているようです。ISD条項違反だと言いたいのでしょう。
その通りなんですがね。違反なので韓国政府の負けで、多額の損害賠償を支払うハメになるでしょうね。
国家が1企業に対して支払うんですよ。
だからアメリカとのFTAにISD条項を入れてはいけないよね。
TPPはISD条項が漏れなく付いてくるので問題だし。
ついでにラチェット規定なる一旦緩和した規制は元に戻せないというのも問題。
一旦緩和したが、国民に不利益が多大になったから、再度、規制復活なんてできない。
やったが最後ってやつです。
そうなるとTPP参加交渉自体、やったら最後で抜けられません。
それを前提に交渉参加するのですから。
それでも各国の都合を駆け引きする場が外交でしょ。
中央官僚を壊すと宣言していてTPP参加を推進している政党は危険だと思うんだがね。
官僚って、なんだかんだ言っても「その道」のプロ集団な訳ですよ。
壊されるとわかっていて力を貸す官僚はいない。
民主党が良い例を作ってくれましたね。各分野の専門家が政治家として存在する政党じゃないとね。
今は能力もわからない政党に政治を委ねる冒険している時期ではないと思うんですがね。
経済、外交、防衛のファンダメンタルが整ってきてからでいいじゃないの。
4年もすれば選挙があり国民の力で政党を選べるのだから。
それが「国政選挙」でしょう。

さ〜、週末は選挙です。
メディアの煽りや誘導、政治家の間違った発言に惑わされず投票しましょう。
特にの現首相の無知による間違った発言は要注意ですね。(笑)
わざと捻じ曲げて極論を使って煽る政治家には退散していただきたい。
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by thkflyfisher | 2012-12-10 22:07 | 時事ネタ | Comments(3)
Commented by ekiseicherries at 2012-12-12 16:07
はじめまして、こんにちは。
政治ネタのブログでTPPのことを扱っているのは少なくておじゃましました。
まったくTPPのメリットよりデメリットの方が大きいというのは認知度が低いです。
マスコミが曖昧にしてきちっと報道しないのが原因かと思います。
ISD条項が一番問題ですが、ほとんど触れられずじまいです。
TPPの条約の方が法律より上回るというものですが、日本には対抗措置がありません。
しかしアメリカはエクソンフロリオ条項というのがあってTPPより州の決まりの方が上になるようにあらかじめ準備されています。
まったく不平等な条約になるのに、ここのところ推進派の政治家に聞いたら、企業が国を訴えるのはそれなりの理由がある~~!とのことでした。
びっくりしたました。国民の安全より企業の方味方なのですから。
アジアの成長を取り込むためにその政治家さんは、推進したいそうです。アジアの成長って、アジアのTPPにかかわる国の中で一番市場が大きいのは日本です。
大きな声で自信たっぷりに政治家が言うと嘘でもそれが本当のように聞こえてしまうのですよね。
Commented by thkflyfisher at 2012-12-13 00:50
同感です。
そのようなことを言う政党は、国家より上に市場を置きたがっているようですね。
Commented by ekiseicherries at 2012-12-13 16:53
ラチェット規定とか、触れる政治家はいないですよね。
いったん開きすぎたと思って元に戻そうとしても戻せないという決まりがあるのを、見逃せません。
昨晩もTBSラジオのdigという討論番組を聞いていて、推進派の早稲田大教授の原田泰氏によると、アメリカによる軽自動車の規制解除の要求は、バナナのたたき売りと一緒で、かけひきなので、全部それを飲ませようと言うのではないという、超楽観的な意見でした。
やきもきしながら聞いていました。ISD条項もまったく心配ないといか言ってましたが、エクソンフロリオ条項(アメリカは法整備してTPPの条約のISD条項の影響の内容に準備している)のことには触れられずじまいでした。
日本国全体のことを考えても、輸出業のわずかな利益のために背負うリスクは大きすぎます。