ブログトップ

180°陽あたり良好っ♪

thkflyfish.exblog.jp

基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

デフレで悩む日本において金利上昇と財政ファイナンスを心配する人達

コラム:自民圧勝で「アベノミクス」始動、アキレス腱は金利上昇

衆院選で自民、公明両党が3分の2を超す大勝利となり、次期首相が確実視される安倍晋三・自民党総裁による経済政策「アベノミクス」が、実際に動き始める。

大規模な財政出動と積極的な金融緩和のポリシーミックスが骨格になるとみられるが、日本経済の潜在成長率を引き上げる政策がなければ、一過性の刺激策の効果が出尽くした後に、一段の債務残高累増が残るだけという"実験結果"に終わりかねない。長期金利上昇という副作用を強く意識した経済運営が望まれる。

【中略】

<生産年齢人口の減少、建設労働者の不足顕在化の公算大>

2つ目の死角は、生産年齢人口の減少という経済成長の足かせ要因に対する認識が、安倍総裁やその周辺のブレーン、自民党幹部に薄いのではないか、と思われる点だ。東日本大震災の復興事業が、なかなか進ちょくしない理由の中に、建設労働者の不足という深刻な問題が存在している。もし、自民党が10年間で200兆円規模の国土強靭化計画を実施しようとすれば、その人手不足が全国で展開されることになるだろう。

その時に何が起きるのか──。建設労働者の人件費の大幅な上昇か、もしくは賃金引き上げができないために労働者が集まらず、工事が予定通りに進ちょくできないという現象のどちらかだ。仮に工事の進ちょくを優先して、賃金の引き上げを認めれば、予算額の大幅な積み増しか、工事量の圧縮のどちらかを選択せざるを得なくなると予想される。建設労働者の不足は、日本経済のボトルネックとしてマーケット参加者の注目を浴びることになるだろう。
2つ目の要因とも関連するが、建設労働者の人件費の上昇が強く意識されると、他の人件費にも影響が出始め、この20年間では経験したことのない労働コストの上昇という問題が、目の前に出現する可能性も出てくる。そのことを意識し出したマーケットでは、長期金利がこれまでと違って低下しにくくなり、外的要因に影響され、従来よりも長期金利が上がりやすくなる地合いに変化する懸念も生じる。

<回避すべき財政ファイナンス懸念の台頭>

また、中長期的には国債発行量が急増することで、公的債務残高が累増し、債務残高と足元の超低金利が本当にバランスしているのか、というマーケットの疑念を高めることにつながりやすい。例えば、1年後にこれまでの国債発行残高の増加ペースをかなり上回るペースで残高が増加していて、日銀の国債買い取り量も大幅に増加していた場合、どこかの時点で日銀による財政ファイナンスへの疑いが、市場に浮上してくるリスクも高まる。

長期金利が足元の0.7%台から2%へと短期間に上昇した場合、マーケットは日本の債務支払い能力に疑問をもつだけでなく、国債を大量に保有する国内金融機関の財務体質にも不安が出かねない。長期金利の上昇は、アベノミクスにとって最大のアキレス腱とも言える。


(記事ここまで)
「日本経済の潜在成長率を引き上げる政策がなければ、一過性の刺激策の効果が出尽くした後に、一段の債務残高累増が残るだけ」と言うのは、現在、潜在GDPと実態のGDPとの乖離が30兆円とも50兆円とも言われている。
つまり、30兆円~50兆円のデフレギャップがあると思われている。
こればかりはどれくらいのギャップがあるか誰もわからない数字です。
だからギャップが埋まるまで金融緩和したり財政出動する訳です。
そこで自民党はインフレターゲット政策を実施してデフレ脱却するまで無制限に緩和する意向を示している。
ギャップがどれくらいなのかわからない状態で少ない緩和と削減されまくりの財政出動をやっていたこれまでの政策では変わることが不可能と言うことでしょう。

それと建設労働者云々以降に関しての記事は・・・ちょっと頂けない。
だって金利が目標じゃないはずで、安倍政権は所得を引き上げる事を目指し、それによる消費効果を上げたい訳ですからね。
人件費が上がらないと所得はあがりません。
デフレの怖いのは物価が下がる事ではなく、所得が減り続ける事です。
所得は物価以上に減るものですから、所得を引き上げなければいけない。
建設労働者の人件費が上がれば業界内で人の取り合いが始まり、さらに上昇を始めます。
企業側の競争が始まる訳で、人を確保するには給与を引き上げないと人は集まらなくなりますよね。
ここで需要が高まってきますから失業率が改善する。
「労働コストが上昇するのが問題で、長期金利が低下しにくくなる」と言っているが、労働コスト上昇しても政府の公共事業と緩和政策で資金が回りやすくなってくるので良い事でしょう。
金利が低下しにくくなるのも現状の日本では正しい。
低下すると投資効率も低くなるので投資さえも控えてくる事になるでしょうから、元のデフレに戻る事を意味します。
だから上昇は良い事でしょうね。
当たり前ですが、金利高騰してきても放置する訳ないでしょ。
そうなってきたら得意のインフレ政策の出番です。
金融引き締め、増税などやればいい。
その前にデフレを脱却するのが最優先ですから、当面の目標としては金利低下しにくい状態は良好です。

そして「財政ファイナンス」の件ですが、中央銀行が市場から買い取っているアメリカのドル、欧州のユーロ、イギリスのポンドは国債暴落していますか?
してないでしょ。
だいたい、国債が売られて金利上昇してきたって、受け取った代金は円ですよ。
その金をどこに回すんですか?
そんな規模の金は投資するしかないでしょう。
だって円なのだから海外に持ち出す意味もない。
国内に使う(投資など)しかないでしょ。
それとも、また預金に回すんですか?
そしたら国債に流れるか企業への融資に回るので同じ事でしょう。
日本国債は円建てなのですから。

総合的に見て、栄養失調患者に栄養補給させて食事の量を増やすと生活習慣病(高血圧、糖尿病など)になるから危険だと言う人たちはなんなんだって事ですかね。
[PR]
by thkflyfisher | 2013-01-05 01:51 | 時事ネタ | Comments(0)