人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

180°陽あたり良好っ♪

thkflyfish.exblog.jp

基本的に時事ネタ、たまに趣味のフライフィッシングや自転車ネタで綴ります

ギリシャ一区切り⇒裏で起きてた上海株暴落

さて、ギリシャの件は一旦、区切りですかね。
そんで、次は、その裏で起きていた中国の上海株の暴落騒ぎでしょ。
ギリシャの影でグラグラと煮立ってきてましたが、あえてギリシャの話ばっかでしたが、やっと報道番組も騒ぎ出しましたね。

そんじゃあ言ってみよっか。

●「異常事態」の中国株市場、商品や株式にグローバル投資家の売り
約半数の銘柄が売買停止となる異常事態となった。8日の中国株式市場の上海、深セン取引所では約1300社の企業が売買停止。全上場企業2808社のうち約45%が売買できない状況となっている。

事前には「売ることができなければ、株価が下がることもない」(外資系証券)との楽観論もあったが、株安は止まらなかった。上海総合指数と滬深300指数はともに一時8%下落。取引可能な株に売りが集中しただけで、抑止効果はほとんどなかった。
上海株は6月30日も急落を続け、総合株価指数は6月12日のピーク時に比べて25%下がった。上海株価は昨年11月から6月初旬までの8カ月間で2倍に上がった。景気低迷や企業の業績不振が続く中での株高で、バブル状態にあることは明白にもかかわらず、利下げなど当局による株高誘導策にあおられた個人投資家が株買いに熱狂してきた。

<記事抜粋ここまで>
6月中旬のピーク時点で利上げや投資規制すべきところを逆の事ばっかりやってましたね。
外国人投資家の投資規制の緩和や利下げ、さらに通貨も切り下げしなかった。
中国は資金の流出に対応するために中国投資を煽り株価つり上げ策をしてきました。
ほとんど犯罪に近いな。
完全に意図的に上海株バブル醸成した。
日本の過去のバブルは日米貿易摩擦の緩和のためのプラザ合意による強制的な円高容認。
日本政府は急激な円高に対応するための政策を実施したが、過剰に行き過ぎたためバブルになり、対応が遅すぎたため、慌てて引き締め始めたもんだから崩壊しましたね。
でもこれはプラザ合意と言う外からの力によるものです。
それに比べて今回は自国の都合で自国の政策により自国の株価が暴落したのですから犯罪に近いよね。
中国でピークに比べて3週間で32%下落し、今日の株式市場の結果は、中国では8%下落、この影響でアメリカでは2%弱、日本は3%くらいですかね。
世界を巻き込んだ犯罪だ。
ギリシャは自国の国民性もあるでしょうが、ユーロ発効による国力の餌食になった感じがみられる。
勝ち組のドイツはユーロ開始したあたりは目もあてられないほど悪い状況でしたが、ユーロ開始とともにユーロ中央銀行(ECB)が低金利策でドイツを援助した訳ですが、その反対側のユーロ諸国は通常の経済状態だったのに低金利策したもんだからバブルになりました。当然ですね。そして崩壊し、ギリシャは借金でバブル崩壊を回避していたんでしょうが、政権交代により暴露され国家の粉飾決済が明るみにでて現在に至りました。
それに比べて中国は人民のためではなく中国の政権(共産党)のための仕業としか思えない。
この国が主導してアジアインフラ投資銀行(AIIB)を創設すると言う。
欧州も呼応して参加表明しているが、これは国との間のお付き合いでしょう。
中国の投資が欧州にも回ってますからね。
そもそも現在の中国は大量の外貨準備の目減り、つまり資金の流出が止まらない状況で、国際市場から外貨を借金している。
あの、アメリカよりも借金しているんですよ。
こんなんでAIIB大丈夫でしょうかね。
ってか、資金流出を食い止めるというかAIIBを使って国際市場から資金を自国のために調達しやすいようにしたいだけではないかと思います。
為替の自由化もできていない通貨国が主導でやる機関を信用できません。
ま~、元を国際通貨にしたいらしく、IMFに接近しているようです。
だから~通貨を自由化して株も自由に売買できるような資本主義化、民主化しない以上は無理でしょう。
現在、国際通貨になっているのは、ドル、円、ユーロ、ポンドですね。
これに元も加えたいから、通貨が安すぎると海外(特にアメリカ)から言われ続けているので切り下げできない。
ゆえに今回の暴落への対応として通貨切り下げできないんだな。
切り下げたら国際通貨に入れないんだから。

なので、中国はAIIBを利用して世界を巻き込んで、自国のために資金を調達しようとしているようにしか見えね~し。
やっぱ無理があるよな。
為替だって自国の都合で操作できんだもん。(管理変動通貨制度です)
それなのにAIIBとは、ある意味、ズルいな。
常に自国の都合のみなんだよ。

話を戻すが、自国都合で株価を釣り上げるために、香港経由でなら外国資金の投資が解禁したでしょ。
その時点が安値な訳で、6月までは上昇が続いたが実態経済との乖離を感じた時点で売るっしょ。おそらくその時(6月)が高値な訳です。
そして現在の暴落は、売り浴びせられているってことなのでしょう。
安値で買って、高値で売るって当たり前の行動なので、今回の暴落も当然のシナリオでしょ。
そんな事もわからず闇雲に投資した中国の個人投資家は何考えてんでしょ。
ハイレバレッジで投資したんでしょうから、暴落時はそれ相応の損失になるのも当たり前だ。
この中国において信用取引やったんだよ。
レバレッジ利かせて投資に回しまくった結果なんだから、仕方がない。
低金利政策で金を借りやすくして信用取引させてハイレバで投資って・・・。
バブルになって当然で、崩壊して当然かな。

ん~、相変わらず長くなりそうなので、今日はこの辺で!!
by thkflyfisher | 2015-07-09 00:25 | 時事ネタ

by thkflyfisher